鉱物がお好きな方ならば、一度はそれらを「おいしそう…。」と感じたことがあるのではないでしょうか?
かくいう私も その一人なのですが、
なぜ食べられるはずもない鉱物をそのように感じるのかと、思いを巡らせてみたのです。
もしかしたら それは色や形が美しく、透明感や照りがあり、結晶のひとつひとつがキラキラと輝いてみずみずしく、新鮮に感じるから…なのではないでしょうか?
おいしいとは本来、「好ましい」「優れている」「見事だ」といった意味の『美し(いし)』に、形容詞化する接尾語『い』と丁寧にする接頭語『お』をつけた言葉なのだそうです。
おいしいの単語の中に、意味は違えど「いし」の言葉が登場するのは、なんだか鉱物とゆかりがありそうで つい嬉しくなってしまいます。
なぜ、このような事をつらつらとお話ししたのかと言いますと、Heurokaがこの夏よりお届けする【 tsubu:yori 】(粒選り=つぶより)シリーズのコンセプトが「おいしそうなジュエリー」だからです。
>原石の一粒一粒を選りすぐって 見て、確かめて。
形状や劈開性、色の濃淡に照りや煌き方など、選りすぐった一粒一粒の「個性」を見極め、美しい部分のみを抽出し、ジュエリーとして安心してお使いいただけるようお仕立てをする。
天然で品質のよい原石と、原石が好きだからこそ、その魅力を引き出す技から生まれてきたHeurokaの【 tsubu:yori 】シリーズ。
大切なのは、いい塩梅。
手をかけすぎるのではなく、一粒一粒の原石のもつ輝きや形、美しさはそのままに。
2017年7月23日の朔(新月)よりAndartにてお披露目致しますので、ぜひご覧にいらしてくださいますと嬉しいです。
Heuroka
jeweler&designer橋本 文香
Blogテーマ:ジュエリー